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『トップをねらえ!GUNBUSTER』はこうして生まれた!知られざる制作秘話その2

2012.12.11 12:55|トップをねらえ!
トップをねらえ!2

先日は、『トップをねらえ!』が制作された時の状況に関する記事を書いたので、今回は裏話的な小ネタをいくつかまとめてみましたよ。


●キャラクターデザインは二転三転
トップをねらえ!』のキャラクターデザイナーは、当初は『エヴァンゲリオン』の貞本義行が担当する予定で、その他にも『幻夢戦記レダ』のいのまたむつみ、『ガルフォース』の園田健一、『超音戦士ボーグマン』の菊池通隆などが次々と候補に挙げられていた。その中で、庵野監督は当時まだ新人だった菊池通隆を強く推薦していたが、スポンサーのバンダイから「そんなマイナーなヤツは知らん!」と一蹴されてしまい、結局美樹本晴彦に決定したらしい。

●アニメ界に衝撃を与えた「乳揺らし事件」
庵野秀明は『トップをねらえ!』の制作において、「おっぱいの描き分け」に強いこだわりを見せていた。「ユングは外国人なので巨乳!必ず乳輪をでかくすること!」など、一人一人のキャラクターに対して明確なオーダーがあったらしい。また、「おっぱいの動き」に関しても徹底したリアリティを求め、走ったり飛んだりした時に「自然な揺れ方」を実現するようアニメーターに要請した。特に、第1話のノリコが手前にズカズカ歩いてくるカットでは、あまりにも見事な乳揺れにスタッフ一同大爆笑。「せっかく丹念に揺らしているのにフレームにあまり入らないのはもったいない」と窪岡俊之が付けPANに変更したら、「あまりフレームに入らないからやったのに!」と貞本義行から怒られたそうだ。

●貞本曰く、「僕はおっぱいに興味が無い」
素晴らしい「乳揺らし」のせいで、すっかり「おっぱいアニメーター」のレッテルを貼られてしまった貞本だが、本人は極めて不本意だという。「確かにあのシーンは僕が原画を描きましたが、歩けば胸ぐらい揺れるだろうという程度で、動きの指示も簡単にしか入れてなかったんですよ。でも、動画の人が凄くこだわって何度も修正してたので、その力が大きかったのかもしれません」とのこと。また、当時の作画スタッフの中に現在「おっぱいアニメの第一人者」として名高いうるし原智志が参加していたことに関して、「彼は、それまで普通のアニメーターだったんですが、あの頃から女性の胸に執着するようになったそうです。おかげで、”人生を狂わせた張本人”みたいに責められましたよ(苦笑)」

●本当の脚本家は山賀博之
トップをねらえ!』のスタッフクレジットを見ると、”脚本:岡田斗司夫”と表記されている。しかし実際は、『王立宇宙軍オネアミスの翼』を監督した山賀博之が匿名で脚本を書いていたのだ。当時山賀がシナリオを引き受ける際、「僕は二十代の若さで総予算8億円の『王立宇宙軍』を作った監督なんです。そんな男が今更、女子高生がおっぱいをブルンブルン揺らしながら巨大ロボットに乗って宇宙怪獣と戦うアニメの脚本を書くわけにはいかない。だから、僕が書いたことがバレないように名義を岡田さんにしてください」というやり取りがあったらしい。

ところがその後、山賀は雑誌のインタビューで自分が脚本を書いたことを告白してしまう。山賀曰く、「名前を出さないようにしていたのは僕なりの美意識だったんですが、それも段々と面倒くさくなってきたので(笑)。一番の誤算は『トップをねらえ!』に対する庵野の入れ込みがハンパじゃなかったってことですね。僕は元々”小さなパロディ・アニメ”として脚本を書いたんです。”感動”ですら、あくまでもパロディの要素でした。”努力”や”根性”にしてもそう言ってるだけで、単なる「記号」なんですよ。でも、第3話以降は庵野のテイストがどんどん入ってきて、最終的には立派なSFドラマとして完結した。これは完全に想定外でしたね。あんな傑作アニメになるんだったら最初から僕の名前を出しとけばよかった(苦笑)」

●せっかく描いたセルが撮影不可に!
現在のアニメ制作現場はほとんどがコンピュータ化されており、アニメーターが描いた原画をスキャナーで取り込み、PC上で彩色や効果等を加え、最終的には撮影まで行ってしまう。しかし、『トップをねらえ!』が作られた1988年当時は手作業でセルに色を塗り、一枚一枚を撮影台で撮影していた。そんな頃、ガイナックスでは新しい効果を生み出すべく、独自の技法を研究・開発していたそうだ。

たとえば、メカが汚れている様子を表現するために、コピックスという油性マーカーをセルに塗り付け、それが乾かないうちに手袋でこすって汚れを伸ばす。そうすると、プラモデルで言うところの”ウェザリング”というリアルな汚し効果が実現できるのだ。しかし、セルを撮影所に提出する際は、表面を綺麗に拭いて汚れが無い状態にしてから出すのが普通だったため、「こんな傷だらけのセルでは撮影できません!」と作業を拒否されてしまう。慌ててスタッフが撮影所まで出向き、事情を説明してどうにか撮影してもらったそうだ。

●起き上がるタイトルは『宇宙戦艦ヤマト』のパクリ?
トップをねらえ!』のオープニングでは、「タイトル名が起き上がる」という『宇宙戦艦ヤマト』と同様の効果が採用されている。企画会議の席上で作画監督のもりやまゆうじ氏が、「『ヤマト』のオープニングみたいにタイトルロゴが起き上がったらかっこいいよね~」と何気なく発言したところ、「完成したら本当にタイトルが起き上がっててびっくりした(笑)」という。

しかも、『ヤマト』のタイトルは撮影で起き上がらせているのに対し、『トップをねらえ!』では作画で動かしているのだ。オープニングを担当した摩砂雪曰く、「字を書いた素材と背景ボードを何枚か写真で撮ったものをコピーして、最終的にはセルのタップ位置合わせで描きました。普通は撮影で処理するんだけど、まさか作画でやらされるとは思わなかった(笑)」

●日本アニメ史上初のリアルなヘアヌードに「待った!」
第2話「不敵! 天才少女の挑戦!!」ではノリコやカズミが風呂に入っているシーンが出てくるのだが、なんとユング・フロイトのヘアが丸見えになっている(金髪なのでブラシ処理)。これはおそらく日本のアニメーションで最初に表現されたヘアヌードと思われ、当時の業界関係者を驚愕させた。更に第5話「お願い!! 愛に時間を!」では、ついにノリコまでがヘアヌードに!しかし実際の画面にはヘアは映っていない。実は、最初に完成した入浴シーンではヘアまでしっかり作画されていたのだが、「ヘア丸出しフィルム」を納品したところ、「いくらなんでもマズいだろ!」とクレームがついてしまったのだ。当時のプロデューサーだった高梨実はこう語る。

「第5話は実際にヘアが描いてあるフィルムが納品されたんです。しかも、細部まで大変リアルに描きこまれていて、ノリコが湯船から立ち上がる時にヘアから風呂の水が滴り落ちるという描写までありました。しかし、当時は今とは基準が違っていたし、僕らの見解ではNGということになって修正をお願いしたんですが、そこで”こんなに闘争的にならなくてもいいんじゃないの?”というぐらい庵野さんと揉めたんですよ。初監督作品ですから力がこもっていたというのは分かるんですが、正直、あんなにヘアにこだわる人だとは思いませんでした(苦笑)」 このヘア有りバージョンは一度撮影されアフレコまで行われたものの、結局使えないことになり、完成したフィルムでは作画からやり直したものに差し替えられている。残念!

●やる気はあるが金は無い
『トップをねらえ!』の制作は、(スケジュール的にはともかく)予算が非常にタイトで色んな部分に無理が生じていた。外注はもちろん、内部のスタッフにもギリギリのコストで作業を依頼しなければならない状況の中、スタッフ間の雰囲気はどんどん険悪になっていったらしい。なので、少しでも製作費を倹約するために様々な工夫が取り入れられた。例えば、マシーン兵器のコクピットの場合、通常なら多重露光をしなければならず、撮影の費用がかさんでしまう。そこで、緑と赤のパラフィン紙を買ってきて手作業で切り貼りし、リスフィルム(動画から透過光のマスクを作る写真フィルム)を多用することで、一発で撮れるように工夫したとのこと。更に、第3話のスミスが死ぬシーンも予算が足りずに泣く泣くカット。庵野監督は「いかに労力を減らしつつ、かっこいいシーンにできるか」ということを常に追求していたそうだ。

●無理矢理合体させられたガンバスター
『トップをねらえ!』は全6話の物語だが、当初は「まず4話作って、ヒットしたら残りの2話も作ろう」という予定だった。なので、ストーリー的にはもし4話で打ち切りになっても一応完結するような内容になっている。そして4話までの反応が良かったため、正式に5話と6話の制作も決定。ところがここで、プロデューサーから一つの注文が。「ガンバスターを合体させろ!」 実は、元々の設定ではガンバスターに合体機能は無かったらしい(第4話ではノリコが一人で操縦している)。しかし、プロデューサー側が「巨大ロボットは変形や合体をしてナンボだろ!」と強く主張したため、急遽「バスターマシン1号と2号が変形・合体してガンバスターになる」という設定に変更された。ちなみに、ガンバスターの合体シーンでカズミがレバーを回すと「合体」という文字が表示されるが、その時「回送」という文字もチラっと映る。いったい何をどこに回送するのだろうか?

●最終話はモノクロで
最終話「果てし無き、流れのはてに…」を作る際、いきなり庵野監督が「モノクロでやりたい」と言い出した。しかし、当時は既にモノクロの色指定をできる人がどこにもおらず、更に白と黒のグレーチャートが10段感ぐらいしかなかったため、「作業が困難だ」とガイナックス内部では反対の声が上がる。おまけにカラーで作るより手間もお金も余計にかかるとあって(白黒用の現像液をわざわざ作らなければならない等)、なかなかOKが出なかったそうだ。妥協案として「カラーで作ってフィルムを脱色すればいい。そうすればカラー版も売れる」という意見も出たが、庵野監督が強硬に「最後のモノクロアニメを作りたいんだ!」とこだわったので、最終的に会社側も了承することに。プロデューサー曰く、「モノクロで、しかも35mmで撮りましたからね。完全に赤字ですよ(苦笑)」

●ヤクザが激怒!逃げる樋口真嗣!
『トップをねらえ!』の全ての作業が完了した夜、樋口真嗣らスタッフたちは六本木で打ち上げを行った。それまでのストレスを吹き飛ばすかのように酒を飲みまくる樋口真嗣。その帰り、酔っぱらったスタッフの一人がいきなり路上に停めてあったベンツの上を走り抜け、怖いおっさんに追いかけられるという大事件が発生!気が付くと樋口真嗣もスタッフと一緒に必死で逃げていたそうだ、トホホ。
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